自分の意見を自由に発信できるだけでなく、様々な情報を取得できるSNSは今や生活の一部になりつつあります。
しかしSNSが原因で恋人と上手くいかなくなった、SNSが破局のきっかけになったという方も珍しくありません。
今回の特集では「男性がドン引きするSNS依存症」と題し、男性から受けが悪いSNS依存女性の特徴とNGな行動やSNS生活についてご紹介していきたいと思います。
時代によって変化する依存の対象
SNS依存やネット依存という言葉が登場したのはここ数年です。
なぜSNSやネットに依存するのかという理由は人それぞれですが、実は誰しもがSNS依存になる可能性があると言われています。
こういった特定の何かに対する依存は今に始まった事ではなく、ネットが普及する以前は、アルコール依存、ギャンブル依存、ゲーム依存、恋愛依存(共依存)など様々な依存症があり、これらは現在も多くの依存患者を抱えています。
こうやって考えるとSNS依存だけが特別というわけではなく、人間は依存しやすい性質なんだという事が分かると思いますが、SNSはスマホさえあれば誰でも無料で始めることが出来るため、これまでの依存症を比べると裾野が広いと言われています。
SNSの便利と不便
SNSはとても便利なツールである反面、SNSを使う事でもたらされる不便も多々あります。
ポジティブな面を上げれば、SNSを使っていれば最新のニュースを知ることが出来ますし、トレンドをいち早く知る事もできます。
また中にはSNSで多くの人とコミュニケーションが取れるので、ストレスが減っていると実感している人もいるようですし、適度な暇つぶしになるから楽しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
しかしその反面で、最新ニュースへの偏った反応を見ることで意見が極端になることがあったり、偏った知識が身についてしまう場合があります。
他にもネガティブな投稿にストレスを感じたことがある人も多いと思いますし、誰とでも気軽にコミュニケーションを取れることが逆にストレスとなるケースもあります。
使い手によって便利なツールになるのは確かですが、情報の精査が出来なかったり使い方を間違えるとズルズルとマイナスな方向に進んでしまう難しいツールでもあります。
依存によって平常を失う人たち
依存している最中は、自分が依存しているという事になかなか気づけず、むしろ”楽しいからやっているだけ“など軽い気持ちで捉えている人がほとんどです。
しかし自分で「これってもしかしてSNS依存症かな?」と気づいた頃には、恋人や友達が離れてしまった後だったという事例も少なくありません。
私自身、SNS依存の友人と距離を置くようになったことがありますし、彼氏よりもSNSを優先し続けた結果、彼氏に振られてしまったという女の子から相談を受けたことがあります。
こういったSNS依存は意外にも皆さんの生活に影響を及ぼしているんじゃないかと思います。
そこで今回の特集では、特にインスタに依存している女性に向け「男性がドン引きしているSNSの使い方」と題し、SNS依存の兆候と男性に嫌われないためのSNSとの上手な付き合い方をご紹介していきます。
1.生活がSNS中心
SNSでフォロワーが増えると、誰でも気持ちが良いものですし、フォロワーが増えることでどんどんSNSが楽しくなっていきますよね。
投稿するたびに「いいね」が貰えたり、称賛・共感コメントが貰えたりすることで、承認欲求が満たされ気持ちが良くなっていくものです。
SNS依存の多くはこの承認欲求によるもので、次第に承認欲求を満たすためだけにSNSを利用するようになり、生活がSNS中心になってしまい周囲から距離を置かれてしまうんです。
SNS依存で周囲が犠牲に
SNSが中心になると、誰かと一緒にいても常にSNSを開いてコミュニケーション不足に陥ったり、寝る直前までスマホを開いてSNSをチェックしたせいでブルーライトの影響で眠れなくなることがあるなど、実生活に影響を及ぼすことがあります。
SNSによって及ぼされる悪影響が自分自身だけであれば何も問題ないのですが、友人や恋人と一緒にいる時までSNSをチェックしてしまったり、会話を中断してまで返信するなど、目の前にいる人よりも顔も見たこともないSNS上だけの付き合いの人を優先して他人にも影響を及ぼすことがあります。
友人や恋人からすれば、当然気分は良くありませんよね。
こういった事が積み重なると、あなたと一緒にいても楽しいと感じなくなっていき、次第にあなたの周りから人がいなくなってしまいます。
ネット社会に生きている以上、大なり小なり似たような経験をしている人は多いので、SNSへの依存度が強いと分かるとその人を敬遠してしまい、出会いの機会を失っている可能性があります。
2.SNSのために無駄遣い
SNSで映える写真を撮るために、新発売の商品を買い漁ったり、高いブランド品を無理をして購入するなど、SNSの為にお金を使い込んでしまう人もいるようです。
当時付き合っていた彼女はインスタ中毒で、常にフォロワー数やいいねの数を気にしていました。次第にインスタ映えのための買い物が増え、私への誕生日プレゼントもインスタに写真を上げるためのブランド品で、私の好みなんてお構いなし。ある日突然気持ちが冷めて別れてしまいました。
プレゼントされること自体は誰でも嬉しいと思いますが、自分へのプレゼントではなく彼氏にプレゼントする”私”を演出するためのプレゼントだと気付いた瞬間、ちょっと悲しくなってしまいますよね。
また生活費のほとんどをSNSのために使っているところを目にしてしまうと、お金遣いも心配になってきますし、お金がかかる女と見られてしまう可能性もあります。
性別関係なくお金遣いが荒い人はいますが、自分の彼氏彼女がそうだと分かったら、誰でも気持ちが離れてしまうものですし、特にお金遣いが荒い女性は男性から敬遠される可能性が高いので、もしSNSのためにお金を使っているのであれば見直すべきかもしれませんね。
3.SNS映えのためにデートを台無しに
こちらもSNS依存症というよりもインスタ依存症だと思いますが、デートで行く先々で写真を撮り、時には1枚の写真の為に数十分を費やすというケースもあるようです。
食事に行ったら食べ物の写真、旅行に行けばおしゃれなスポットの写真、そして普段の会話の半分以上はインスタの話題。自分にしか興味が無いんだなぁと思って別れました。
インスタ依存の女性と付き合っている男性は、写真を撮るためのスタッフ的扱いを受けることが多いようで、時にはあれこれ文句を言われながら何十枚も写真を撮らされることもあるようです。
デートは楽しくないし、空気を読むことも出来ない。何より他人の気持ちを汲み取れない女性とこのまま付き合っていきたいなんて誰も思わないですよね。
SNS上の付き合いを大事にすることも大切ですが、何かあった時に助けてくれるのは家族や友達、恋人なので、承認欲求を満たしてくれるSNSではなく目の前の人達を優先するという絶対的な優先順位を間違えないよにしましょう。
4.SNSがこの世の全てだと思い込んでいる
私も10代の頃は「今見えている世界が全て」だと思い込んでいましたが、大学に通うために上京して独り暮らしをしたり、社会に出て様々な人と出会う事で、今まで見ていた自分の世界はとても小さかったんだなと痛感させられました。
それから自分の考え方が大きく変わっていったように思います。
SNSも今まで自分が知らなかった世界を教えてくれ、視野を広げてくれるという点では同じなのですが、残念なことに狭い世界に住んでいる人がSNSを使うと、SNSの中でも狭い世界で生きることになってしまい、更に狭い世界が強固なものになっていくようです。
同じ趣味思考を持つコミュニティ
SNSでは自分自身で取得する情報を選ぶことが出来ますが、同じ趣味を持つ人同士が相互フォローしたり、興味がある話題を提供してくれる人をフォローするなど、情報が偏りがちになる傾向にあります。
ちょっと極端な例になりますが、コロナ禍における給付金問題で、二度目の緊急事態宣言時に再給付を訴えるツイートが連日続いていました。
「これだけの人が必要だと言っているのになぜ政府は給付しないのか」など、全員が必要性を訴えているように感じていた人は不満を感じていたようですが、実際にそのタグを使ってツイートしている人は1万人にも満たなかったという事がありました。
SNSでは片方の意見だけがピックアップされ、トレンドに上がって目立つ仕様になっていますし、フォロー&フォロワーという仕組みがあるせいで目に飛び込んでくる意見に偏りが生じることが多々あります。
特にSNS依存している人ほどそういった傾向になりやすいようです。
SNSが全てではない
SNSに依存しているとSNSの情報が全て正しいかのように感じてしまいますが、実際には誤情報にみんなが乗っかってしまっている事も多々ありますし、SNSの仕様上、少数派の意見がトレンドに乗り多数派と少数派を勘違いすることもあります。
自分がフォローしている人やフォロワーさんが「赤」とツイートしていると、「みんな赤だと言っている」と感じるかもしれませんが、普段かかわりが無いSNS利用者の方が圧倒的に多いわけですし、実際には「青」とツイートしている人が多いという事は多々あります。
更に言えばSNSを利用していない人の方が割合的には多く、日本全体、そして世界全体で見た時にあなたの意見が間違っているという事も十分にありえます。
SNSで起きている出来事がこの世の全てと思い込んでいると、どうしても外の世界、つまり現実世界に目を向けることを忘れてしまいがちなので、SNSを利用するのであれば現実世界とSNS社会のバランス感覚を失わないための常識が求めらるのかもしれませんね。