意中の女性を振り向かせたいとき、男性であれば誰しもが女性をデートに誘うところからスタートすると思います。
しかしいざデートが決まると、女性とディナーに行った経験が少ないからお店選びが分からない、食事のマナーなんて知らないなど、不安要素が一気に噴出してくることだと思います。
そこで今回の特集では「モテる男のディナーデート講座」と題し、ディナーデートの誘い方、お店の決め方、そして和洋両方の食事マナーなど、モテるためのディーナデートをご紹介していきたいと思います。
【基礎編】モテる男が実践している事
インターネットで検索をするとディナーに関する様々な記事が表示され、記事の中には様々なアドバイスが並んでいます。
- おしゃれなお店を知っている男性はモテる
- 女性をエスコートできる男性はモテる
- 食事マナーを知っている男性はモテる
いわゆる定番の内容ばかりです。
しかし、おしゃれなお店を知っていて、女性のエスコートも完璧、食事マナーも完璧な男性は本当にモテるのでしょうか?
おしゃれなお店を選ぶ必要はない
初デートとなると、男性は誰しもが気合を入れてしまいがちです。
あなたが普段からおしゃれなお店に通っているのであれば問題はありませんし、デート相手の女性もそういったお店が好きなのであれば全く問題ありません。
しかし、あなたが普段通っているお店が庶民的な居酒屋で、お相手の女性が普段通っているお店も庶民的な居酒屋であれば、おしゃれなお店を選ぶのは絶対にNGです。
何しろお互いにくつろげませんからね。
そもそも相手が望んでいない背伸びが必要なお店に行くと、女性は堅苦しいと感じてしまいますので、まずは相手の好みをリサーチするところから始めましょう。
無理なエスコートは失笑されるだけ
「日本の男性はエスコートが苦手」とよく言われますよね。
TVなどでも取り上げられることがあるため、”エスコートできる男性はモテる“というイメージが先行しがちですが、実際には”自然にエスコートできる男性がモテる“のであって、無理にエスコートしようとするとそのぎこちなさに失笑されてしまうだけです。
確かにモテる男性は自然にエスコートできるものですが、常にエスコートしているわけではなく、要所を抑えているに過ぎません。
- 力が必要な場面で率先してやってくる(扉を開ける・荷物を持つ)
- 女性の安全を確保してくれる(車線側を歩く・階段で気を配る)
そもそも、日本人女性の中にはエスコートされることに慣れておらず、エスコートされることに抵抗を感じる人も少なくありません。
普段やっていないにもかかわらず、ネットで見た浅い知識を披露してしまうと逆にイメージが悪くなることもありますので、まずは自分が自然に出来る範疇でエスコートを実践していくようにしましょう。
最低限の食事マナーでOK
食事マナーというのは時代によって徐々に変化するもので、そのせいで人によって正しい食事マナーの認識が異なります。
急場しのぎで覚えた食事マナーがお相手の方の認識と異なっていれば、せっかく覚えて実践した食事マナーが逆効果になってしまいます。
もし実践するのであれば普遍的な最低限の食事マナーだけに留め、食事マナーに細かく気を配るくらいなら女性を楽しませる空気作りに余力を割くようにしましょう。
あなたが知らない食事マナーを必要とするお店や食事を選んだ時点で、そのデートプランは間違っていると言わざるを得ませんからね。
初デートの正しいお店選び
初デートとなると、男性なら誰しもが張り切ってしまいますよね。
おしゃれなお店に連れて行って「凄い!」と思われたい、「おしゃれな人」だと思われたいなど、人によって想いは様々だと思いますが、中には「初デート=おしゃれな店」というイメージを持っている男性もいらっしゃるようです。
果たして初デートは必ずおしゃれなお店に連れていく必要があるのでしょうか?
喜ばれるのは思いやり
女性にとっては嬉しい事は、男性が女性の事を思ってお店を選んでくれたかどうかです。
そこに男性からの一方的な押し付けは不要であり、自分本位でお店を選んでしまうとどんなにおしゃれなお店だったとしても必ずマイナス評価に繋がります。
最も最悪なケースは、おしゃれなお店に連れていきたいという思いが先行し過ぎること。
あなたは事前にテーブルマナーを学んでお店を予約したから大丈夫だったとしても、お相手の女性がテーブルマナーを知らずに恥ずかしい思いをしてしまう事もあります。
相手の好みを知らずにこちらが一方的に理想を押し付けると、最終的に嫌な思いをするのは女性の方なんです。
ただし、その押し付けが相手の好みを知った上でのことであり、尚且つ女性に喜んでもらえたら最高のディナーになるはずです。
先ずは相手の好みを知ろう
初デートに行く上で絶対に欠かしてはならない事は、相手の好みを把握するという事前リサーチです。
もし女性の好みが全く分からないという事であれば、まずは食べれないものを訪ねるようにしましょう。

これからお店予約しようと思うんですけど、〇〇さんは食べれないものとかアレルギーはありますか?

私チーズがちょっと苦手なんです。それ以外はほとんど大丈夫です。
「流行っているから」という理由で、女性なら誰しもが好きだろうという決めつけで流行りのお店を選ぶことがありますが、流行りものでも苦手な女性はいます。
こういった気遣いの一言を訪ねるだけで好感度が上がりますし、ここから相手の好きなものを聞くこともできます。

ありがとうございます。ではチーズ系の食事を避けてお店予約しますね。ちなみに今食べたいものとかありますか?
ここで何か具体的な答えが返ってきたら、その情報を元にお店を選び、何も返ってこなければ背伸びし過ぎない程度のおしゃれなお店を選びましょう。
女性の中には普通に居酒屋が好きという方もいるので、そういったリサーチをやっておくと楽しいデートになるはずです。
日本人にエスコートは必要か?
男性が初デートに出かける際に必ず気になる「エスコート」。
扉は必ず男性が開く?
椅子は男性が引くべき?
注文は男性がすべきなの?
などなど、気になることは沢山あると思います。
では、モテる男性はどのようにエスコートしているのでしょうか?
デートをエスコートしよう
最も重要な事はデートをエスコートする事です。
決められた時間の中で、何を食べて何を見て2人の時間を楽しむのか。
デートプランを組む上で重要な事は、完璧なデートプランではなく、ゆとりがあって臨機応変なデートプランです。
あまりに細かくデートプランを作り上げてしまうと、せっかく食事をしたお店で会話が盛り上がっていたのに、次のプランが決まっているからお店を出てしまい、そこまで築き上げた雰囲気が台無しになってしまいます。
こういった状況に対応できるようにするためにも、デートプランには幅と余裕を持たせるようにしましょう。
次のお店や場所に向かうタイミングは、女性が食事をとらずお酒も飲まなくなったタイミングがベストです。
つまりそのお店で会話以外にやることが無くなってきたら、次のお店や場所に向かうタイミングですので、食事の際は女性のお皿とグラスにしっかり注意を払うようにしましょう。
不慣れなエスコートは評価を下げる
エスコ―ト言えばレディーファーストを思い浮かべる方も多いと思います。
男性が扉を開けて女性に先に入ってもらう、椅子を引いて女性に先に座ってもらうなどなど、基本的には女性を優先するという行為ですが、何でも女性を優先すれば良いというわけでもありません。
モテる男性が実践している事は女性をエスコートする事よりも、根本にあるのは「女性のことを第一に考える」という事です。
扉を開けるのも力が弱い女性を思いやってのことですし、椅子を引くのもスカートとヒールを履いている女性を思いやってのことです。
以前、テレビでテーブル席の片側がソファー、片側が椅子だった場合、どっちに女性を座らせるのが正しいのかという企画をやっていましたが、中には何も考えずにソファーに女性を座らせる男性がいるようです。
しかし女性の中には、ソファー側に座って他のお客さんに顔を見られるのが嫌だから店内に背中を向けれる椅子側が良いという女性もいらっしゃるので、初デートであればどちらが良いかを確認することの方がはるかに重要です。

私が以前付き合っていた女性は、入店したお客さんや他のお客さんと目が合いやすい壁側のソファー席が苦手でした。中にはそういった女性もいるという事を頭の片隅入れておきましょう。
男性がエスコートしていると思ってやったことでも、女性にとっては迷惑になることもありますので、一般的な女性はこれが好きという先入観を捨て、目の前の女性はどっちが良いのかを優先するようにしましょう。
モテる男性の食事マナー
モテる男性特有の食事マナーというものはありません。
モテない男性は食事中に多くのマイナス評価を受けますが、モテる男性は食事においてマイナス評価が少ないというだけです。
ではどのような状況でマイナス評価を受けることが多いのでしょうか。
イメージダウン確定!ダメな食事マナー
日本人であればナイフフォークのお店に行くよりもお箸を使うお店に行く方が多くなると思います。
つまり欧米のテーブルマナー以上に、箸を正しく使えているかどうか、そして基本的な食事マナーが求められるという事です。
10人の女性に食事中に男性のどういったところが気になるかという質問をしてみたところ、複数の女性から挙がった内容がこれです。
- 箸の持ち方
- 箸を持っていない手の使い方
- 食べ残し方
- 食べる時の姿勢
- クチャラー最悪
箸の持ち方は大人になっても直せます
日本人であればほとんどの方が気になる異性の箸の持ち方。
綺麗な箸の持ち方・使い方をしている女性を見ると、不思議な事に物凄く印象が良くなりますよね。
大人になると箸の持ち方を変えることは難しいですが、決して不可能な事ではなく数ヶ月で強制することは容易です。
実際に私も以前は箸の持ち方が無茶苦茶だったのですが、取引先との食事の際に悪い印象を与えないように、大人になって箸の持ち方を強制した人間です。(意識せず自然にできるようになるまで半年近くかかりましたが、器用な方であればもっと早く矯正できるはずです)
幸いな事に、現在はYouTubeでも正しい箸の持ち方動画などが上がっていますので、好印象を与えるためにも箸の持ち方が間違っているという自覚がある方は今から動画を見て強制するようにしましょう。
食事の際のマナーについては他にもたくさんありますが、また別の特集で詳しくご紹介したいと思います。