2020年12月にTwitterで話題となり、各メディアがこぞって取り上げた政府主導のAI婚活導入への支援策。
少子化対策の一環として実施される予定で、地方自治体がAIを活用した婚活システムを導入する際に費用の3分の2を国が支援してくれるというものです。
婚活真っ最中の方々にとって「AI婚活なんて本当に上手くいくの?」と疑念を持つのは当然だと思いますが、それと同時に「本当に上手くいくなら利用してみたい」と興味を持っている方も多いと思います。
そこで今回の特集では、AI婚活のメリットと成功事例、そしてAIを導入したおすすめのマッチングアプリをご紹介したいと思います。
AI婚活事業は本当に上手くいっているの?
政府の発表によると、2021年度の少子化対策費用として20億円を計上し、AIを活用した婚活システムを導入する地方自治体には、導入費用の3分の2を支援するという内容になっています。
果たして政府主導のAI婚活の促進は上手くいくのでしょうか?
婚活に携わってきた私としては、正直かなり不安を感じる内容です。
地方自治体のAI婚活実績
2020年12月時点で、既にAI婚活システムを導入している愛媛県や埼玉県では成功事例が増えてきており、それが政府のAI婚活支援に影響したようです。
埼玉県が実施している婚活事業「恋たま」では、2018年に開設されてから約3年間で71組の成婚退会カップルを輩出しています。
1年間で約27組が成婚しているペースになりますが、果たしてこれは成功していると言えるのでしょうか?
婚活アプリの成婚実績
1999年にサービスを開始し、2010年代に婚活マッチングアプリに生まれ変わった『ユーブライド(Youbride)』では、平均すると1日3組のカップルが成婚退会しているというデータがあるようです。
2019年における成婚退会者は2,442名と発表されており、1年間で1,221組がユーブライドで婚活に成功しているという事になります。
1日に6.6人がユーブライドで出会って成婚退会していることになるので、厳密には1日3.3組が成婚退会しているようです。
婚活マッチングアプリの方が優秀?
ユーブライドに関しては全国規模で婚活が実施されているので、埼玉県の「恋たま」との実績に開きがあるのは仕方がありませんよね。
そこで、日本の人口と埼玉県の人口比率を元に、ユーブライドにおいて埼玉県でどれくらいの成婚退会者が出ているのかという計算をしてみました。(あくまで確率の上での数字なので正確な数値ではありません)
2019年時におけるユーブライドの成婚退会は1,221組なので、確率的にはこの内の約70組が埼玉県民という計算になります。
恋たまの年間24組と比べると3倍近い数字であり、AIを導入した婚活事業よりも婚活マッチングアプリ「ユーブライド」の方が3倍優秀という事になります。
AIを導入したマッチングアプリ
地方自治体が実施しているAIを導入した婚活事業に比べると、マッチングアプリの方が断然成婚率が高いという事が分かりましたが、今回大々的にニュースが出たことにより利用者が増える可能性があるので、今後どのようなデータが出るのか楽しみですよね。
実際にAI婚活で結婚した例とな…
#モーニングショー pic.twitter.com/N1NAeTY8np— かいとはSnowさんに蔑まれたい (@opera_kaito) December 8, 2020
地方自治体主導のAI婚活よりも、現時点において婚活マッチングアプリが優秀なのは分かりましたが、AIを導入した婚活マッチングアプリではどうなのでしょうか?
大手運営のAI婚活aite(アイテ)
2017年にサイバーエージェントのグループ企業からリリースされた婚活マッチングアプリ『aite(アイテ)』は、いち早くマッチングアプリにAIを搭載したAI婚活マッチングアプリでした。
リリース直後にaite(アイテ)がAIを搭載した婚活マッチングアプリという事を知り、興味を惹かれたので登録してみました。
質問に答えるとAIが自己紹介文を作ってくれたり、AIエージェントがおすすめの男性を紹介してくれるなどAIならではの機能がいくつもありましたが、思ったほどAIの恩恵を受けているという実感がなく、またなぜAIがこの男性を紹介してくれているのかという事も良く理解できませんでした。
結果的に、リリースから1年も経たずにサービスが終了したと記憶しています。
CA系列のQunme
実はaite(アイテ)以前にも、サイバーエージェント系列の子会社からAIを搭載した『Qunme(キュンミー)』というマッチングアプリがリリースされていたようですが、こちらもサービス開始から1年ほどで終了していたようです。
サイバーエージェントはAI搭載のマッチングアプリに果敢にチャレンジしてきたのですが、いずれも失敗に終わっており、AIと婚活の相性はあまり良く無いのではないかなと思っています。
専任AIコンシェルジュRabbin
2018年10月にリリースされたAI搭載の恋活・婚活マッチングアプリ『Rabiin(ラビン)』。
2017年にAI搭載のマッチングアプリがいくつかリリースされた中で、1年遅れでリリースされたRabbinは現在もサービスが継続している希少なAIマッチングアプリとなっています。
ただし、私がこれまでに見てきたAIマッチングアプリと比べると、AIが介在している空気感がかなり薄く、AIの恩恵を受けることが出来ているのか謎です。
AIマッチングは成功しているとは言いづらい
2017年以降、AIを搭載したAIマッチングアプリがいくつかリリースされているのを目にしましたが、いずれも人気が出ているようには思えません。
私自身、AIマッチングアプリ数件に登録してみたのですが、一番AIの恩恵を受けていた感があったaite(アイテ)が終了したこともあり、AIとマッチングアプリの相性は悪いんだろうなと思っています。
何しろ理由も根拠も分からないまま、「この人があなたと相性が良い男性ですよ!」と紹介されても、「ありがとうございます」と簡単に受け入れる事が出来る人は少ないですからね。
AIに頼らない婚活
これまでに幾多のマッチングアプリ がリリースされ、その多くがサービス終了に追い込まれてきました。
その最大の要因は、そのサービスに魅力を感じることが出来ず、有料会員になってくれる男性が少なかったからです。
逆に、現在もサービスを継続している人気マッチングアプリは、有料会員になるだけのメリットがあり、それだけ恋活や婚活を成功させている人が多いという事です。
優秀なマッチングアプリとは?
私がこれまでに利用してきたマッチングアプリで、マッチング数が多かったサービスは必ずと言って良いほどおすすめに表示される異性の方との”共通点“が明確になっていました。
例えば、診断イベントで数多くのカップルを生み出しているマッチングアプリ『with(ウィズ)』では、性格診断など様々な診断テストを行いその結果に応じて相性が良いとされる異性を照会してくれます。
またwith(ウィズ)は時期に応じたイベントを開催していて、12月はクリスマスをテーマとした診断イベントを開催し、クリスマスムードを盛り上げてくれるイベントを開催しています。
ここでもクリスマスの過ごし方や理想のクリスマスなど、あなたと同じ価値観を持った異性を照会してくれますので、マッチングアプリの中でもトップクラスにマッチング率が高いんです。
AIマッチングアプリには無い、明確な答えを提示してくれるという点で非常に優れているマッチングアプリだと思います。
まだwith(ウィズ)を利用したことが無いという方は、この機会に登録してみてはいかがでしょうか?
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それぞれのマッチングアプリに独自の機能が搭載されていますので、どれが自分に合うか分からないという方も多いのではないでしょうか?
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