20代を中心に人気を集めるスワイプタイプのマッチングアプリ【タップル】と【Tinder】。
SNSでもこの2つを利用しているという人は多く、これからマッチングアプリを使ってみようと考えている人にとってはどちらが良いのか悩むところですよね。
そこで今回は同じスワイプタイプのマッチングアプリであるタップルとTinder(ティンダー)の両方を、マッチングアプリ初心者の友人に1ヶ月間登録して実践検証してもらいました。
その1ヶ月間に及ぶ恋活の結果と、両者にはどのような違いがあるのかを徹底比較してみたいと思います。
タップルとTinderの違い
アプリ | タップル | Tinder |
---|---|---|
ジャンル | 恋活 | 多目的 |
会員数 | 600万超 | 5,000万超 |
主年齢層 | 20代 | 20代 |
料金(1ヶ月) | 3,700円~ | 無料 or 2,865円~ |
運営会社 | 株式会社タップル (日本) |
Match Group (アメリカ) |
どちらも20代に人気
タップルとTinder(ティンダー)の利用者層は、どちらも20代が中心となっています。
どちらも顔写真メインで相手を選ぶスワイプタイプのマッチングアプリであり、ビジュアルを重視する人が多い20代にウケが良いという事なんだと思います。
ちなみにタップルよりもTinder(ティンダー)の方が先に作られており、リリースのタイミングを考えるとアメリカだけでなくヨーロッパでも会員数を急速に増やしていたTinder(ティンダー)を参考にして作られたのがタップルという見方が一般的です。
異なるアプリの目的
タップルは「恋活マッチングアプリ」として配信されていますが、それに対してTinder(ティンダー)は「ライフスタイルアプリ」という位置づけで配置されています。
つまりTinder(ティンダー)はマッチングアプリではないという事になります。
恋人探しに特化しているタップルに対し、Tinder(ティンダー)は様々な”出会い”を提供するアプリなので、もし恋人を探すことが一番の目的なのであればタップルの方があなたに合ったマッチングアプリだと言えます。
日本における登録者数
タップルもTinder(ティンダー)も、スワイプを繰り返すことで多くの会員と出会えるシステムになっているので、実際にどれくらいの会員がいるのかという事は運営会社以外分かりません。
先ほどご紹介した「タップル400万人」「Tinder5,000万人」という数字は、どちらも運営会社によって公表された数字で、with(ウィズ)やペアーズ(Pairs)のようにアプリ内で登録者数を確認することが出来ません。
withやペアーズでは絞込検索をすると、条件にヒットした人数が表示されるため、一般ユーザーでもある程度の利用者数を把握することが出来ます。
その為、Tinder(ティンダー)に日本人の登録者がどれくらいいるのかは、公表されていないためTinder運営会社以外には全く分からない状況です。
とある情報では400万人(2019年時点)とも言われていますが、男女ともに無料(機能に制限アリ)で利用できるTinder(ティンダー)がタップルと同じ会員数とは考えづらいので、700万近くいるのかもしれませんね。
ただし、Tinder(ティンダー)にはかなりの数の業者がいて、特に昼間の時間帯ともなるとアクティブユーザーのほとんどが業者といった事も少なくありません。
平日昼のTinderって地獄やん。
業者しかおらん。— タカ@爬虫類 (@tktk47714771) October 12, 2020
最近は年齢確認が実施されているのでまだマシになったほうですが、年齢確認が未実施だった数年前は業者の数が恐ろしく多かったので、全体の10%(約50~60万)が業者と仮定しても良いかも。
データから分かる両社の違い
データだけを見ると、タップルとTinder(ティンダー)にはこのように違いがあると言えます。
- タップルは「日本人の恋人が欲しい20代向け」
- Tinderは「国籍と目的を問わず出会いが欲しい20代向け」
タップルは異性を検索するマッチングアプリであるのに対し、Tinder(ティンダー)は異性だけでなく同性も検索の対象にすることが可能で、ジェンダーレスの方々の恋活、そして友達探しやナンパ目的でも使われることがあります。
Tinderやってる人で恋人とか婚活探してる人いるの?
ずっとパパ活アプリだと思ってた😶— あずきよ (@azukiyoyoyo_) July 31, 2020
また最近ではパパ活やギャラ飲みなどにも使われており、どのような目的をもってTinderを利用しているかでTinderのイメージは大きく変わってくるように思います。
純粋に恋人が欲しいと思ってTinderに登録した場合、真面目に恋活や婚活をしている人に出会える確率が低いため、Tinderに対して悪い印象が残ってしまう可能性もありますので、恋活や婚活が目的であれば他のマッチングアプリがおすすめです。
機能で見るタップルとTinderの違い
タップルとTinder(ティンダー)は同じスワイプタイプのマッチングアプリですが、実は機能面と料金面に大きな違いがあります。
両社の特徴を簡単に並べてみました。
- スワイプにはカードが必要
- 男性は有料会員でメッセージ
- 女性は年齢確認でメッセージ
- 1日120回まで無料でLIKE可
- 無料会員はLIKEの通知なし
- 男女共に無料でメッセージ
同一カテゴリに分類されることが多いタップルとTinderですが、この特徴比較からも分かるように中身は全く異なるマッチングアプリになっています。
タップルも無料で利用できる?
無料でマッチング&メッセージ交換ができることで有名なTinder。
マッチングアプリにお金を掛けたくないという男性であれば、ほとんどがタップルではなくTinderを選ぶと思いますが、実はタップルも無料で利用できることをご存知でしょうか?
こちらの記事で詳しくご紹介していますが、タップルには無料で有料会員になれるお得なミッションが用意されています。
正確には「無料もしくは格安で有料会員になれる」というもの。
この特典を利用するには「タップルと提携しているサービスに有料登録する」という事が条件になっており、中には無料期間を利用して有料登録し、有料会員になる前に登録解除できるミッションもあります。
料金だけを比較すると、期間限定ながら無料で利用できるタップルと、永続的に無料で利用できるTinder(ティンダー)ですが、機能面で見るとここでも大きな違いが生じてきます。
Tinderは無料で使えるけど条件付き
登録して実際に使ってみるまで「知らなかった」という方が意外に多いのが、日本のマッチングアプリにはないTinder特有のマッチングシステムです。
このシステムを簡単に説明すると、一般的にマッチングアプリではいいね!を送った相手に、「〇〇さんからいいねが届きました」という通知が届くのですが、Tinder(ティンダー)ではその通知はくるものの誰がいいね(LIKE)を送ってくれたのが分からないようになっています。
Tinder(ティンダー)はマッチングアプリなので、こちらがLIKE(いいね)を送った相手からもLIKEが送られてくる相思相愛状態にならないとマッチングが成立しません。
マッチングしないという事はメッセージのやり取りも出来ないという事なので、運良くお互いの検索画面に表示され、運命的にお互いがLIKEを送らないとメッセージのやり取りが出来ないんです。
マッチングの敷居がかなり高いですよね。
これを解消するには、上の画像にも書かれているように「Goldにグレードアップ」するしかありません。
つまり結局は有料会員になるしかないという事です。
タップルとTinderでマッチング検証
タップルとTinder(ティンダー)のマッチング率を調べるため、マッチングアプリ未経験者の友人K(男性)にお願いして、タップルとTinderの両方に同じ写真で登録して、1ヶ月間2つのアプリをつかって恋活をしてもらいました。
いいねを送る相手の選考は友人Kの好みに完全に委ねました。
その結果以下のようなデータを取ることができました。
タップル | Tinder | |
---|---|---|
貰ったいいね | 2いいね/日 | 6LIKE/日 |
マッチング | 2人/週 | 0.5人/週 |
いいねは少ないけどマッチングするタップル
友人Kによると、タップルは平均すると1日2人くらいからいいねが届いたようですが、友人Kの面食いっぷりも影響して実際にマッチングしたのは初週に1人、2週目に3人、3週目に2人、4周目に2人でした。
2週目から使い方のコツが分かったと言っていましたが、「あまり多くの人とマッチングしても対応できない」という思いもあったようなので、3週目以降はマッチング数を増やさないようにいいねをお送る相手をより厳選したり、もらったいいねには慎重に対応するようにしたようです。
どうでもいいですが、マッチングの数を増やすことが目的であればマッチング数はもっと増やせたと豪語していました。男ってすぐに調子に乗りますよね(笑)
友人Kが1ヶ月でマッチングした8人の内、メッセージの返信が無かった女性が1人いたので、実際には7人とマッチングと見た方がいいのかもしれません。
LIKEは多いけどマッチングしないTinder
タップルと同様に、Tinder(ティンダー)のシステムもしっかり説明し、友人Kには無料会員のままで1ヶ月間Tinder使ってもらいました。
しかし、検証スタートから2週間で友人Kから「Tinder辞めて良い?w」という連絡が・・・・。
理由を聞いてみたところ、以下の理由が挙がってきました。
- 1日最大120回のLIKEを使い切るのが大変
- 美人過ぎる女性が多くて信用できない
(中には某有名セクシー女優の写真を使っていたアカウントも) - 毎日頑張ってLIKEしてもマッチングしない
私から「とにかく数打たないとマッチングしないよ」とアドバイスを友人Kに送っていたので、真面目に毎日120LIKEすることを目標にしていたらしいですが、並行してタップルも使っているし当然仕事もしているので、毎日120LIKEを送る時間は体力的にも精神的にも作れないという事でした。
最終的にどのくらいLIKEを押したのかという正確な数字は分かりませんでしたが、2週間かけて1人と無事マッチングしたようです。
ただし、メッセージのやり取りをしたけど、返信内容が普通の女性という感じでは無かったらしく、友人K曰く「あれはネカマだった」とのことでした。
ネカマとはネット上で男性が女性の振りをすることです。Tinderでは10代の若い子が遊び半分でネカマプレイして暇つぶしをすることがあるようですね。
つまりTinderを2週間利用してまともなマッチングは1件もなかったという事です。
結論:タップルの方が出会える
特にTinderは人を選ぶマッチングアプリなので、人によっては長続きすると思いますし、当然結果も異なると思いますが、友人KがタップルとTinderを使った結果と感想はこのようになりました。
- タップルでマッチングした女性2人とデート
- Tinderは途中でリタイア
- タップルの方が使いやすい
- 無料でも今後Tinderは使わない
Tinderは他のマッチングアプリと比べるといいね(LIKE)を押すハードルが低いので、有料会員になればマッチング数はもっと増えていたと思いますが、友人Kの感想では「Tinderの空気感は俺に合わない」とのことでした。
私も以前Tinderを使っていたことがありますが、無料では限界がありますし、だからと言って課金する気にはなかなかならないんですよね。
Tinderで課金するなら同額で他のマッチングアプリに課金した方が出会える気がしますし。
結局は無料か有料かで決めるというよりは、”どういう目的で利用するか“で登録するマッチングアプリを選ぶべきなのでしょう。
20代におすすめのマッチングアプリは?
20代から支持されているマッチングアプリとして、今回のようにTinder(ティンダー)とタップルが候補に挙がることが多いようですが、他にも20代に人気のマッチングアプリはあります。
一番のおすすめは性格診断・相性診断を使って楽しくマッチング出来る恋活・婚活マッチングアプリ【with(ウィズ)】です。
女性人気が高く、20代の女性を中心に幅広い年齢層から支持を得ている人気マッチングアプリです。
タップルに迫る勢いのwith(ウィズ)
with(ウィズ)は私がこれまでに利用してきたマッチングアプリの中で最もマッチング率が高く、マッチングのしやすさだけで言えばマッチングアプリの中でもナンバーワンだと思っています!
その最大の要因は、マッチングアプリ業界でwithが最初に取り入れた恋愛診断や性格診断などの診断イベントです。最近では他社もチラホラ真似し始めていますよね。
この診断イベントに参加することで、自分がどんなタイプの人間なのかという診断結果が分かるだけでなく、診断結果を元に相性の良い異性を照会してくれるという仕様になっています。
その為、診断に参加すればするほどマッチング数が増えていき、診断イベントを楽しみながらマッチングできるという神システムになっているんです!
20代の利用者も多く、これからマッチングアプリで恋活したいという方におすすめです!
20代の利用率が高いイヴイヴ
代表的なもので言えば完全審査制の恋活マッチングアプリ『イヴイヴ』なんかが20代に人気ですよね。
マッチングアプリには恋活や婚活、そしてTinderのように遊び目的で使われているマッチングアプリがあり、年齢層とあなたの目的に合ったマッチングアプリを利用するのが一番効率的です。
「自分に合うマッチングアプリがどれなのか分からない」という方のために、20代のおすすめのマッチングアプリを目的別にご紹介していますので、同世代である20代が多いマッチングアプリをお探しの方は、こちらの特集からあなたに合ったマッチングアプリをお探しください。